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オンライン写真展「2:16.22」1日限定で開催します



オンライン写真展「2:16.22」を1日限定で開催します。 web上に360°のギャラリーを開設、世界中どこからでもご来場いただけます。昨年7月にRPSギャラリーで開催した写真展にプラスで50点追加し、作品を展示します。 スペースの制限に捉われない新しい作品構成で、どこまで世界観を広げ伝えられるか試したいと思っています。


オンラインのギャラリー内には私が在廊し、作品に関する説明をさせていただきます。またご質問いただくことも可能です。

今回はカディンチェ株式会社の複数人同時体験型バーチャルツアーPanoPlaza Tourを利用してテスト的に行う展示となります。

オンラインの写真展にご興味ある方、お時間にご都合つく方、是非新しい鑑賞体験をお試しいただければと思います。



関健作 オンライン写真展

2:16.22


◎日時:2021年10月7日(木)

21:00~22:00

◎参加無料:定員8名

(キャンセル待ち可能)

◎参加方法:

こちらのfacebookページの参加ボタンを押してください。

facebookのアカウントをお持ちでない場合はこちらのアドレスにメールを送ってください。

sekikensaku@gmail.com


◎推奨環境:パソコン、ウェブブラウザchrome利用



◎写真展内容:

タイム(=記録)とは競技者の名刺である。 数字は無味乾燥で端的なものだ。だからこそ、その向こう側にある汗にまみれた膨大な物語との乖離に違和感を覚える。

2時間16分22秒。東京オリンピックのマラソン競技で銅メダルを獲得した円谷幸吉の記録だ。彼は栄光を掴み一躍時の人となったが、その後27歳という若さで自ら命を絶つことになる。記録は彼にとって栄光の象徴と同時に、次の瞬間には超えなければいけない目標へと変化した。数字は目に見えない巨大な壁として立ちはだかり、大きな絶望と孤独を彼にもたらしたのかもしれない。

今回「走る」という行為に人生をかけ、自分の記録と対峙し続けた5人のアスリートたちを取材した。痛みと共存し続けた長距離ランナー、痙攣の不安を抱えたスプリンター、国民の期待に応えることができず、弱い自分と邂逅してしまうハードラー、オリンピックのメダリストとなり人間関係に苦悩するスプリンター、コーチに依存し自分を見失っていくハードラー。インタビューを元に、その記録の向こう側で彼らが見たものの視覚化を試みた。

かつて数字と向き合い苦悩した一人の陸上競技選手だった私が、このプロジェクトを進めるということは、繊細にからまった数字と記憶の糸をほぐしていく作業でもあった。


#アスリート



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