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写真展9日目


本日、写真展9日目。

写真展会場の1つの壁には縦4mほどの巨大壁面が展示されています。

これはぼくの友人のブータン人絵師プンツォ・ワンディ (ブータン伝統美術工房)

に依頼して、この展示のために約1ヶ月ほどかけて描いてもらったものです。

実寸大はA2サイズより少し大きいくらいですが、それをスキャンして大きく引き伸ばしました。

中央に描かれているのは四朋獣図と言って、ブータンでは非常に有名な絵です。

鳥が種をまき、兎が水をやり、猿が肥料を与え、象が木を守る。

動物たちが協力し育てた木に果実がみのり、それを皆で分かち合うというストーリーを描いた仏画。

ブータンでは「協力と調和」の象徴とされています。

今回は、四朋獣図の周り地獄界のイメージも描いてもらいました。ヒップホッパーたちが胸に抱く「希望と恐れ」を表現したかったからです。

ブータンでは今若者たちの失業率が高く、将来の不安を抱える若者たちが急増し、社会問題になっている。

その不安からドラッグに手を伸ばし依存症になる人たちも増えている。

そんな混沌とする今のブータン社会と、若者たちの不安や恐れを絵に表現しました。

地獄絵図:恐れ

崖の上の島:HIPHOP

四朋獣図:協力するヒップホッパーたち

先の見えない恐れの中、それでもヒップホップで仲間と希望を見出す、そんなストーリーを絵に表現しました。

ブータン仏画が作り出す展示の空気感も体験していただけたら幸いです。

本日は朝から夕方5時くらいまで在廊します。

今週末が最後の土日です!

GOKAB

~ HIPHOP に魅了されたブータンの若者たち~

関健作写真展

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To day is 9th day of My photo exhibition !

GOKAB ~Bhutanese HIPHOP ~

Kensaku Seki photo exhibition TOKYOGRAPHIE Opening Program

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