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ご報告! ブータンの教え子がカメラを手にできました


写真:提供 北陸中日新聞編集局報道部、戸田泰雅様

皆様のご協力のおかげて、ブータンの教え子がカメラを手にできました。

ありがとうございました。

数日前、写真家になることを夢見るブータン人、イシ・ドルジについて投稿させていただきました。

10年前ぼくが体育教師をやっていた時の教え子で、当時中学2年生。

現在は25歳になり、ブータンのフォトコンテストCSO Fair Photo Contestで3位に入賞する実力の持ち主ですが、カメラは購入することができませんでした。

彼は今年10月に日本へやってきて、日本語を学びながら大阪で働いています。

日本に来るにあたって、大金を借金をしているし、安い月給で働いているため、一眼レフカメラを購入するのは非常にハードルが高い状況でした。

そこで彼にカメラを提供してくれる方はいないか、SNSで投げかけたところ、多くの方々が声をかけてくださいました。

皆様の協力が想像以上で、イシもぼくも頭が下がる思いでした。

そんななか、彼の要望にぴったり合うカメラを提供していただける方が見つかりました。

北陸中日新聞編集局報道部でカメラマンをされている、戸田泰雅様です。

「イシさんが良かったら使って頂きたいです。イシさんの3位入賞したという写真は到底自分には撮れない、才能や熱意、感性が感じられる写真でした。彼にカメラ渡したらどんなもの撮るかワクワクするし、もっと見てみたいと思いました」

という嬉しいお言葉とともに、貴重な機材をご提供いただきました。

この場をお借りして、感謝申し上げます。

そして本日、イシは戸田様から手渡しでカメラを受け取ることができたそうです。

イシの言葉を紹介します。

「私はブータンの東に位置するタシ・ヤンツェと呼ばれる小さな県の出身です。

イシ・ドルジといいます。私は親が1人だけで、非常に貧しい家庭に育ちました。BOC(ブータンオリンピック委員会)の奨学金のおかげで、大学まで卒業することができました。

写真に対する情熱は幼い頃からいつももっていましたが、撮影するときはいつも友人から借りたカメラを使っていたんです。

写真のスキルをアップさせる機会があると思って日本にやってきました。

しかし、日本は想像以上に物価が高く、私の収入ではカメラを購入する余裕がありませんでした。

私の先生である関さんが私についてfacebookで記事を書いてくれました。

多くの方からコメントいただけたこと、助けを貸してくれたこと、嬉しかったです。

そして、戸田さんと出会うことができ、カメラを手にできました。

この気持ちは、どんな感謝の言葉を言っても足りないくらいです。

みなさんが私にしてくれたことを私は決して忘れません。

これは私の人生の宝ものです。

ありがとうございました。」

これからのイシの成長、興味がある方はぜひ注目していただけたら嬉しいです。

こちらが彼のfacebookページです。

ご協力、心から感謝いたします。

ありがとうございました。

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